概要
- 最近良く「markdownで色々情報を残すのが便利なのはわかったんだけど、Toolを何使うと便利なの?」と聞かれるので、blogにしておく
- wikiエンジンのsurveyは https://scepter914.github.io/blog/2018/20180819_wikiengine/に(ちょっと古い情報だけど)
- 自分の使っているシステムは https://scepter914.github.io/blog/2018/20180210_gollum/ に(これも若干古い情報だけど)
使う状況によって便利なツールが違うので場合わけ
- 一人
- オフラインでノートPCで編集したい
- 複数の端末で編集したい
- 複数人でwikiを使う
- 単発プロジェクト(数日単位)
- 単発プロジェクト(数カ月単位)
- 大きいプロジェクト
1. 個人でwikiを使う
- 個人用途ならデータベースを扱うんじゃなくて、git baseの方が手軽だしいいんじゃないかなって個人的には思っている
- 移植しやすい
- 生のmarkdownファイルを扱うことが出来る
- 基本的にgit baseで動いているものなら正直なんでも良いとは思うけど、ユーザー的にはGollumとGititが多いと思う
1.1 オフラインでノートPCで使いたい
- Gollum or GititをノートPCのバックグラウンドで起動して、localhostでアクセス
1.2 複数の端末で編集したい
-
Githubのプライベートリポジトリにマークダウンのファイルを置く
- 多分これが一番手軽、 private化も簡単
- Github上で
- スマホからもraw fileが編集できる
- ページ上のリンクをURL指定すればGithub上でwikiができる(?)
- git pullして手元のPCで編集も可能
- オフラインで作業も出来る
- gitコマンド、ファイル検索のfd、検索のgrep等色々使える
- VSCodeに噛ませるとほぼwikiなのでは
- wikiを噛ませる
- gollumとかを起動する
- MDwikiを使うと何かinstallする必要もなくなるからもっと手軽かも(わりとおすすめかも)
-
ドキュメントクラウドサービスを使う
- 手軽バージョンその2
- Evernoteとか
- 基本オンラインじゃないと作業できない
-
サーバーを建てる
- 今自分が採用している形
- サーバー側 (slave)
- gollumがdockerで動いている
- 常にとあるディレクトリの.gitを参照している
- スマホ、デスクトップ, ノートPCから閲覧している
- デスクトップ側 (master)
- Gollumをバックグラウンドで起動して、localhostでアクセスして作業
- 書く量が多い時はターミナルからVimで編集
- 定期的にrsyncでサーバーにあるgitリポジトリにpush
- リモートに置きたくないデータはrsyncに含めなければいいだけ
- デスクトップとはクラウドファイル共有している
- デスクトップでwikiのファイルを編集したらノートPCにも編集が反映されるみたいなシステムにしている
- Gollumをバックグラウンドで起動して、localhostでアクセスして作業
2. 複数人でwikiを使って情報共有
- ついでに何で連絡を取り合うとかのチーム開発的に必要なツールについての個人意見も
- 基本的にサーバーを用意するのは面倒なので、研究室とかそういった単位の人数出ない限りサーバー運用はコストに見合ってない印象
- サーバー建てる場合も、Git baseのwikiは運用に耐えない気がするのでDB baseの奴使った方がいい気がする
2.1 単発プロジェクト(数日単位)
- 例
- エンジニア同士での旅行する時の旅の栞
- 勉強会
- 基本的にサーバー建てるのはオーバーキルなことが多い(メンテコストに見合ってない)のでクラウド型にする
- 1ファイルで済む(旅行とかだと): HackMD
- 共有が非常に楽なのと共同編集が捗るのでHackMDがお勧め
- 複数ファイルに分けたい: Github
- 議論でオンラインで共同書き込みしたいときはHackMDで書いてから、クラウドwikiにログを移す形式がいい気がする
- 連絡ツール: discord
- chatとmeetingを全部discordでやるのが便利な気がする
- slackはオーバーキルかなぁって
2.2 単発プロジェクト(数カ月単位〜年単位)
- 例
- Maker Faireに展示する
- 勉強会の運用
- wiki: Github
- 写真とかpdfとかは、Google driveで共有用ディレクトリを用意してそこにぶちこんでいって、リンクをgithubに書く
- 連絡ツール: discord or slack
- ゆーてslackはオーバーキルな気がするんだよなぁ(個人の感想です)
2.3 大きいプロジェクト
- イメージとしては複数プロジェクトが立っているもの
- 例
- 大学の文化祭でTechな出し物をする
- Maker Faireに毎年展示する
- 研究室とかもここにあたる気がする
- サーバー建ててメンテするコストが微妙な塩梅
- 人が入れ替わらないならサーバー管理者固定でいいけど、変わるならクラウドwikiの方がいい気がする
- サーバーを建てない低コスト管理
- Scrapboxとかを運用しているところをよく聞くけど、良さげなクラウドwikiを僕は知らないです…(誰か教えてください)
- サーバー建ててwikiを建てる
- 少人数(2,3人): gitit
- 大人数(4人より多い): crowi
- データ(pdfとか): google drive等のクラウド
- 連絡ツール: slack